神谷浩史・神谷キャラを愛する創作ブログサイト。夏目友人帳に溺愛中。
腐ってるから注意な☆(ゝω・)b
始めてきた方は「初めに」をご覧になってください。
お、終わった・・・!
無事完結しました!
4回で終わってしまって、ちょっと寂しいです。
でもすごく楽しかったです^^
ノマカプは得意なほうではないので、出来はちょっと・・・。
でも楽しめたのでよかったです。
燕には絶対に幸せになってほしいなあ。
1回目↓
http://seasunflower.blog.shinobi.jp/Entry/52/
2回目↓
http://seasunflower.blog.shinobi.jp/Entry/54/
3回目↓
http://seasunflower.blog.shinobi.jp/Entry/55/
無事完結しました!
4回で終わってしまって、ちょっと寂しいです。
でもすごく楽しかったです^^
ノマカプは得意なほうではないので、出来はちょっと・・・。
でも楽しめたのでよかったです。
燕には絶対に幸せになってほしいなあ。
1回目↓
http://seasunflower.blog.shinobi.jp/Entry/52/
2回目↓
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3回目↓
http://seasunflower.blog.shinobi.jp/Entry/55/
+ + + + + + + + + +
私を鳥の姿として人の目に映すなんて、ありえないはずなのに・・・。
でも今は、谷尾崎さんの優しい手のひらからは逃げられない。
ふと、外からは祭囃子(まつりばやし)が聞こえた。
今日は町内会の祭りだった。
去年、私が人の姿で谷尾崎さんに会えた、あの祭り。
すると、谷尾崎さんが鳥の姿の私に向かって、話しかけ始めた。
「去年の今頃、僕は町内会の祭りへ行っていたんだ。そこで、口数の少ない女の子に出会った。
その子のことを今でも時々思い出すんだ。何だか、前に会ったような気がしてね。聞いても喋ってくれなかっ たから、結局分からずじまいだったんだけどね。」
私は谷尾崎さんの言っている事を解釈するのに時間がかかった。
まさか自分のことをまだ覚えているなんて、絶対にないと思っていたからだ。
「今祭りへ行ったら、またあの子に会えるだろうか。」
私は涙が止まらなくなった。
そして谷尾崎さんに抱きついた。きっと実際には谷尾崎さんの膝にとまっただけなんだろう。
「私はここにいます。ずっと谷尾崎さんのこと思ってました。」
谷尾崎さんの膝にぽつりとひとつ、小さな小さな涙が零れた。
「そういえば、君はあの女の子とよく似ている・・・。
そんな事はありえないって分かっているけど、何かを感じているよ。
何故か・・・思い出してしまっているよ。
あの女の子にもう一度、会いたいんだ。会って、声を聞いてみたい。話してみたいよ」
私は、私でよかった。
私に生まれてきて、悪鬼と化して、妖怪になって、あなたに出会って。
全てが、今、この幸せへと繋がった。
「谷尾崎さん・・・ありがとう。ありがとう谷尾崎さん・・・。愛しています。大好きです。」
私は谷尾崎さんから離れた。
そして窓辺へと向かった。
「燕、行かないでくれ。もう少し、僕の傍に居てくれないか・・・。」
「私は、いつでも傍に居ます。大好きな大好きな谷尾崎さんの隣で、
いつでも見守っていますよ・・・。」
あなたの気持ちを知れて、幸せです。
あなたを癒せて、幸せです。
― あなたが、私の幸せの全てなんです。
その夜から大雨が降り始め、ダムはあっという間に沈んでしまった。
そして燕は、暖かい眠りについた。
でも今は、谷尾崎さんの優しい手のひらからは逃げられない。
ふと、外からは祭囃子(まつりばやし)が聞こえた。
今日は町内会の祭りだった。
去年、私が人の姿で谷尾崎さんに会えた、あの祭り。
すると、谷尾崎さんが鳥の姿の私に向かって、話しかけ始めた。
「去年の今頃、僕は町内会の祭りへ行っていたんだ。そこで、口数の少ない女の子に出会った。
その子のことを今でも時々思い出すんだ。何だか、前に会ったような気がしてね。聞いても喋ってくれなかっ たから、結局分からずじまいだったんだけどね。」
私は谷尾崎さんの言っている事を解釈するのに時間がかかった。
まさか自分のことをまだ覚えているなんて、絶対にないと思っていたからだ。
「今祭りへ行ったら、またあの子に会えるだろうか。」
私は涙が止まらなくなった。
そして谷尾崎さんに抱きついた。きっと実際には谷尾崎さんの膝にとまっただけなんだろう。
「私はここにいます。ずっと谷尾崎さんのこと思ってました。」
谷尾崎さんの膝にぽつりとひとつ、小さな小さな涙が零れた。
「そういえば、君はあの女の子とよく似ている・・・。
そんな事はありえないって分かっているけど、何かを感じているよ。
何故か・・・思い出してしまっているよ。
あの女の子にもう一度、会いたいんだ。会って、声を聞いてみたい。話してみたいよ」
私は、私でよかった。
私に生まれてきて、悪鬼と化して、妖怪になって、あなたに出会って。
全てが、今、この幸せへと繋がった。
「谷尾崎さん・・・ありがとう。ありがとう谷尾崎さん・・・。愛しています。大好きです。」
私は谷尾崎さんから離れた。
そして窓辺へと向かった。
「燕、行かないでくれ。もう少し、僕の傍に居てくれないか・・・。」
「私は、いつでも傍に居ます。大好きな大好きな谷尾崎さんの隣で、
いつでも見守っていますよ・・・。」
あなたの気持ちを知れて、幸せです。
あなたを癒せて、幸せです。
― あなたが、私の幸せの全てなんです。
その夜から大雨が降り始め、ダムはあっという間に沈んでしまった。
そして燕は、暖かい眠りについた。
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HN:
葉月 燕
性別:
女性
趣味:
創造
自己紹介:
神谷浩史を愛する腐女子のブログサイト。
基本雑食です。
創作を中心に腐った日常を展開しております。
+マンガ・アニメ
+夏目友人帳
+絶望先生
+ガンダムOO
+まりあ†ほりっく
+みなみけ
+ぱにぽに
-声優(敬称略)
-神谷浩史
-福山潤
-野中藍
-小林ゆう
-新谷良子
シャフト作品大好き。
新房昭之様大好き。
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