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神谷浩史・神谷キャラを愛する創作ブログサイト。夏目友人帳に溺愛中。 腐ってるから注意な☆(ゝω・)b 始めてきた方は「初めに」をご覧になってください。
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お久しぶりですー^^
ご無沙汰していました!

気付いたら12000HITをしていてガチガチビックリガチビックリでした。
夏目の再放送もだいぶ進んできましたねー。
私は燕、蛍で号泣していました^^;
あの2人は本当に大好きなのでもうハンカチ無しでは見られません。

ということで、なんとなく燕のその後的なものを創作してみました。

俺クオリティとなっておりますので、きっと気分を悪くされる方もいらっしゃるでしょう。
観覧の際は十分ご注意ください(´・ω・)


今回は長編となりそうなので、読みやすいように何話かに分けて更新します。

+ + + + + + + + + +
二葉(ふたば)村に干上がりの季節が来た。
じりじりとダム底をやく音が懐かしい。

風の冷たさ、木の匂い、滲みる陽。
地上を感じれば、たちまち谷尾崎さんの姿が同時に浮かぶ。
―会いたい。
私はダムが沈むまで、地上を歩こうと思った。


街は、前に来たときから時間が止まったように何も変わっていなかった。
透き通った景色も、青く落ちてきそうな空も、優しい人の笑顔も。
私はやっぱり人が、人の住むこの空気が好きだ。
私は彷徨い歩いた。愛しき人の姿を探して。

そうして私はいつのまにか、あの木へ来ていた。
・・・前に来たとき、ここから谷尾崎さんを見ていたなあ。
私はふわふわと木に登った。ひとつ、柔らかい風が私に吹いた。

「気持ちいい・・・。」

木の上からは、この愛すべき町が一望できる。

私は木の上で雀と戯れていた。
ふわりふわりと、私へととまっていく雀たち。
いつかもこんな日があった。そう思い返していた。
その時、

「・・・・・・!」

私は愛しい匂いを見つけた。
温かい陽だまりの道に、谷尾崎さんを見つけたのだ。

「谷尾崎さん・・・!」

思わず叫んでしまった。しかし、谷尾崎さんには聞こえるはずもない。
谷尾崎さんは前に会ったときと、何も変わっていなかった。

私は谷尾崎さんの背中へと駆け寄った。
歩く速度や、優しい表情、温かい匂い、
何もかもがいとおしくて、何もかもが嬉しい。


私はダムが沈むまで、谷尾崎さんに付いて歩く事にした。
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葉月 燕
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女性
趣味:
創造
自己紹介:
神谷浩史を愛する腐女子のブログサイト。
基本雑食です。
創作を中心に腐った日常を展開しております。

+マンガ・アニメ
+夏目友人帳
+絶望先生
+ガンダムOO
+まりあ†ほりっく
+みなみけ
+ぱにぽに



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シャフト作品大好き。
新房昭之様大好き。
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