懲りないやつ

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

なんか久しぶりに田沼君を書きたくなって。
田夏を頑張ろうかなあなんて。

この前、指をしゃぶらさせてみたのが思いのほか楽しくて。
またしゃぶらせようか。

これってR指定したほうがいいのかなあ･･･。
分かんない。

・田×夏
・腐注意！
・田沼君、腹黒ドSと化しています。

昼休み。
俺は夏目と昼を食べることにした。
夏目、今日は珍しく菓子パンを食べている。

「夏目が菓子パン食べてるところ、あんまり見た事がないな。」

「うん、たまにはいいかなって。」

チョコレートでコーティングされたドーナツを見せびらかせた。
その顔がなんだか新鮮で。普通のどこにでもいる高校生のようで、俺は少しドキドキしていた。

俺が弁当をつつく横で、夏目は一生懸命ドーナツをかじっている。
食べなれてないのか、ぎこちない感じだった。
その様子がとても可愛くて、いとおしく思った。

「夏目、口の横チョコ付いてるぞ。」

「本当か？あはは、食べるのがなかなか難しいな。」

夏目は自分自身の手で、チョコを拭った。
あ、俺が取ってあげたかったのに。
夏目はなんも分かってない。
俺は少しだけ後悔して落ち込んだ。

「はぁ、ごちそうさまでした。」

幸せそうな夏目。
手がチョコで汚れていた。

―これはチャンスだ。

「夏目、手貸してごらん。」

「え、なんで？」

と夏目が不思議な顔をしながら俺に手を差し出す。
なんと無防備な。

そして俺は夏目の人差し指に付いたチョコを舐めた。
夏目は顔を赤くして、ビクンと体を跳ね上がらせた。

「はぁっ･･･た、たぬ･･･ま！人来るから！」

「こない。」

こうなった俺は止まらない。
人差し指を舐め終わったら次は薬指。その次は小指。
どんどん、どんどん。深く、深く舐めていく。
そのたびに夏目はいやらしい声を漏らす。
それが楽しくて、嬉しくて。
チョコの甘さも、夏目の指の甘さに思えて、いやらしくなる。

「夏目、おいしいよ。」

顔を真っ赤にしてそっぽを向く君。

「馬鹿。」