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神谷浩史・神谷キャラを愛する創作ブログサイト。夏目友人帳に溺愛中。 腐ってるから注意な☆(ゝω・)b 始めてきた方は「初めに」をご覧になってください。
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皆様、こんにちは。
リミテッドスワロウが遂に3回目へと突入します。

このように分割するほうが、逆に見難いと言うのであれば、
完結し終わった後に、全部の回をひとつの記事にまとめてUPすることも考えております。
と、とにかく完結させなければ!



1回目↓
http://seasunflower.blog.shinobi.jp/Entry/52/

2回目↓
http://seasunflower.blog.shinobi.jp/Entry/54/

+ + + + + + + + + +
― 夢を見ていた。
  谷尾崎さんの夢。
   私の存在が在って、谷尾崎さんの隣に居る。
    触れる、話せる、温度を感じ取れる。
     
     谷尾崎さんが私に向かって笑う。
      私も、笑う。



「ただいま。」

私はハッと目覚める。風が心地よくて、窓辺で寝てしまっていたのだ。
部屋にはきいんと余韻が響いている。とっても虚しい音だった。
私は慌てて言った。

「おかえりなさい!」

私の声は響かない。私の声は、空気を震わせられないのだから。
こっちのほうが、さらに虚しい。
あんな夢を見て。私は自分の存在をわきまえられぬ、悲しい妖怪なんだ。

しかし谷尾崎さんの反応はいつもと違った。
ハッと何かを感じ取ったように辺りを見回している。
谷尾崎さんが、慌てて電気を付ける。
私と谷尾崎さんの目が合った。

谷尾崎さんは少しきょとんとして、その後私に微笑みかけた。
そしてこちらに向かって歩いてきた。
・・・・何故?もしかして私が見えているのか・・・?

谷尾崎さんは隣に腰掛けて、私の頭をそっと撫でた。

「どこから迷い込んできたんだい?燕。」

「谷尾崎さん・・・。」

どうやら谷尾崎さんには、私の「鳥」の姿が見えているようだった。
しかし、声は届いていないようだ。

「家はきちんとあるのかい?」

谷尾崎さんは私の頭を撫で続けている。
私の頬は熱くなって、手が震えだす。
谷尾崎さんの手の感触を感じ取れるという奇跡。
信じられない。何でこんな、突然・・・。
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葉月 燕
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女性
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創造
自己紹介:
神谷浩史を愛する腐女子のブログサイト。
基本雑食です。
創作を中心に腐った日常を展開しております。

+マンガ・アニメ
+夏目友人帳
+絶望先生
+ガンダムOO
+まりあ†ほりっく
+みなみけ
+ぱにぽに



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シャフト作品大好き。
新房昭之様大好き。
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