記念すべき！

夏目君お誕生日おめでとう！！
本当に本当におめでとう！！
これからもＤＡＩＳＵＫＩ！愛してます！

ということで夏目誕生日企画ー。パチパチー。
夏目君を幸せにしたいと言う趣旨から、書けるだけ掛けていきます！

ということで、まずは名取さんに祝ってもらいましょう。
名取さんが変態化します。

※女性向け

「おはよう夏目。」

この暑い日に、この暑苦しい人が訪ねてきた。
いつものように、きらきらりとオーラを振りまいている。

「何しにきたんです。」

おれは冷たい目で名取さんを見つめる。

「いやだなあ、今日は夏目の誕生日じゃないか。どこか行こう。」

「嫌ですよっ････ちょ、名取さん？！」

名取さんはおれの都合を聞くこともなく、肩をぐいと組まれ、連れていかれた。
･･･なんて大人だ。昼間っから高校生を連れまわすなんて。
でもちょっと楽しいと思っている自分が嫌になる。


「夏目、どこか行きたい所はないかい？」

結局おれ達はいつもの喫茶店で涼んでいた。

「別にないですよ。」

「そんなつれない事を言わずに。さあ、何でも言って。」

「名取さんとここで涼んでるのが何だかんだで、一番落ち着きますし。
　･･･じゃ、今日は特別にパフェを奢ってください。それだけでいいんです。」

おれはそう言って、氷をからんとならせながら水をすする。
すると名取さんはおれに耳打ちをした。

「今夜、夏目にあげる物があるんだ」

「何です？もしかしてプレゼントですか？」

「俺！俺をあ・げ・る♪」

期待していた分、いっきに怒りがこみ上げてきた。

「変態！死んでも受け取りませんから！！」

立ち上がって帰ろうと思ったが、運ばれてきたパフェがあまりにも美味しそうだった。
仕方ないから、とりあえずこのパフェを食べてからだ。
食べてから、それを遂行しよう。

名取さんはおれがパフェを頬張るのをにこやかに見ていた。
はあ、また名取さんに持っていかれた。
悔しいが、名取さんにはかなわない。

「美味しいかい？夏目。お誕生日おめでとう。」

「ありがとうございます･･･。」

ぼそっと、呟いた。