気付かないフリ

こんばんは。
眠くて目が半開きです。
････けども文を書く創作意欲。

今回はノマカプに挑戦ということで名取×柊です。
前にも一回挑戦したことはあるんですけど、ネタかぶってたりしてないですよね＾＾;
･･･多分、多分大丈夫。

「主様、また夏目をお探しですか。」

柊がそう言って、俺の隣を行く。
俺は柊を横目で見て、ふ、と笑った。

「柊は、それが面白くないのかい？」

少しいたずらに言ってみた。
柊はそういうものに関してはめっぽう無関心。
だから、どんな反応をするのだろうなと思って、
そんなことを口走っていた。

すると柊は

「いいえ、そういったものではありません。」

そうやって堅苦しく答えた。
もうちょっと可愛い反応が出来ないのか？こいつは。
少しだけ期待をしていたのに、やはりいつもと同じか。

こいつは、どんなときに自分を崩すのだろうな。



「あ、名取さん！柊も！」

そこに夏目が現れた。
夏目はたたた、とこちらに走り寄ってくる。

「柊、随分と久しいなあ。元気か？」

夏目はそういって柊の顔を覗く。いや、正しくは仮面を、だ。
すると柊はいつもの冷たい声で言う。

「お前に心配される理由などないぞ。」

柊はいつも真面目で冷たくものを言う。けれど、俺は気付いた。
夏目と話すときだけは、少しだけ声色が緩んでいる。
こんな柊、滅多に見れないな。

仮面の隙間から覗く素肌は少し赤く、
その姿をいとおしいと思うと同時に、
心を突く窮屈感を感じる自分がいることに驚いた。