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神谷浩史・神谷キャラを愛する創作ブログサイト。夏目友人帳に溺愛中。 腐ってるから注意な☆(ゝω・)b 始めてきた方は「初めに」をご覧になってください。
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Happy  Halloween!!!

こんにちは。
ハロウィンです。ギリギリ間に合ってよかったです。


R-15にしようかとも迷ったんですが、かなり微妙な線です。
何か問題がありましたらR-15にします^^;

●名取×夏目
●BL表現注意!!!

+ + + + + + + + + +
「休憩入ってくださーい。」

やっと休憩だ。
今日は草むらでの撮影で、夏目の町へ来ている。

根拠はないけれど、
夏目がいる町というだけで、何だか夏目の気配を感じる。

そんなことを思っていた矢先、草むらの向こうから声が聞こえた。
俺はその愛しい姿をすぐに見つけた。

「名取さーん、ハッピーハロウィン!」

ご期待通り、それは俺の愛しい人だった。
いつでも会いたい、あの声。

「夏目。ハッピーハロウィン。」

夏目は会うなりポケットを探りながら、こう言った。

「今日はハロウィンだから飴を配って歩いているんですけど、いりますか?」

夏目の手のひらいっぱいに、色とりどりのキャンディーが敷き詰められていた。

「もちろん、いただくよ。」

俺は、夏目の手からイチゴのキャンディーをとって、包みを開けた。
夏目は受け取ってもらえて嬉しそうにしていた。
その顔が可愛くて、少し悪戯をしてやろうと思いついた。

きらきらと光るキャンディーを、夏目の口へ押し込んだ。

「・・・おいしい?」

俺はそう訊いた。

「・・・?はい・・・おいしいですけど・・・・・名取さん食べないんですか?」

不思議そうにキャンディーを舐めている。
俺はにっこり笑った。

「食べるよ。」

「どうぞ?」

夏目は、再度手のひらにキャンディーを広げた。

「俺、夏目の食べてるやつがいいな。」

「イチゴですか?・・・・あーでもイチゴはもうありませんよ?」


・・・・・そういう意味で言ったんじゃないんだけどなあ・・・・。
鈍感夏目にも、これはさすがに通じると思ったんだけど、無駄だった。
まあ、仕方がない。

「夏目のをもらえばいい。」

こういえば、気付いたかな。

案の定、夏目はちょっと頬を赤らめてうつむいた。

「ちょうだい?」

俺は口を開けて待つ。
夏目はさらに顔を真っ赤にして、慌てている。

「じ、じゃあ・・・しゃがんでください。届かないから・・・。」

俺は夏目に腕を引っ張られて少し前かがみになった。
夏目の顔が、徐々に近づいてくる。

熱を帯びた夏目の頬は、とってもいい匂いがして。
泣きそうな目元も、ふわふわと風に揺れる髪の毛も、
全てが色っぽくて、可愛くて、もっと好きになる。

夏目の舌が俺の唇に触れた。
舌を転がって、キャンディーは俺の口へ入っていった。

「・・・・・おいしいですか・・・・・?」

夏目は引かない熱さを纏う上目で、俺を見つめた。

「世界で一番。」


キャンディーは、夏目の体温と同じ暖かさだった。
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葉月 燕
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創造
自己紹介:
神谷浩史を愛する腐女子のブログサイト。
基本雑食です。
創作を中心に腐った日常を展開しております。

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+絶望先生
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+まりあ†ほりっく
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