一日遅れ･･･。

名取さんごめんなさい(´；ω；`許してください。
誕生日すっぽかしてしまって・・・。

本当は昨日、11日だったんですね。
おめでとう名取さん。大好き。

ということで、夏目には珍しいノマカプ。

名取×柊です。
この二人を書くのは本当にとっても楽しいです･･･！！

ということで、おめでとうね！名取さん。

「主様。おめでとうございます。」

「え、ああ････今日誕生日だったか･･･。」

裏の会合の帰り道。
主様は疲れている様子だった。
会合では、こういった暖かな言葉一言も掛けられなかった。

きっと夏目といれば
とてもとても暖かい誕生日だったのだろうにな。
主様は、ずっと笑顔だっただろうにな。

今日は郊外での会合だったので、
夏目のすむ街は遠すぎて、会いにはいけない。

主様もきっと、夏目に会いたかったろうに。
少しでも、いい誕生日にしてあげたい･･･。

私は、なんて無力なんだ････。

「柊。」

「はい、主様。」

唐突に呼ばれてびっくりしてしまった。
主様は私の方をじっとみている。

「････？」

主様はふっと微笑んだ。
まるで、思っていることが読まれてしまっているような感覚に陥った。

「････疲れたな。」

「そうですね。何処かで一休みしましょう。」

「草むらが、あるだろう。そこへ行きたい。」

「草むら･･･。草むらでいいのですか？」

「うん。」

私と主様は、草むらへと向かう。
宿か何かを手配しようか、それともタクシーを手配しようか。
とにかく主様を早く休ませてあげたい。

「柊、膝貸して？」

「ひ･･･膝、ですか？」

「膝枕･･･してくれないか？」

主様はうつろな目でこちらを見ている。
何だかとても眠そうに、私の肩にもたれかかってくる。

「もちろん。主様の仰せのままに。」

私は草むらに座り込んだ。
主様はそっと私の膝に頭を置いた。

「柊に祝ってもらえるなら、それでいい。
　ありがとうな、柊。」

主様は上目遣いで優しく微笑んだ。
そんな言葉をいただけるなんて･･･。
役のくせに、そんな感情をいただけるなんて･･･。

「主様のお役にたてて、何よりです。
　私にできる事なら、何でもさせて下さい。」

「じゃあ････。」

主様は私の仮面に手を掛けてそっとはずした。
そしてゆっくりと顔を近づけてきた。

「柊、好きだ。」