遅くなっちゃったけど．．．

ここ最近、本当によろづ化してしまって･･･。
なんかすみません（orz

では、バレンタインイベントに参加させていただいた駄文を
使いまわしさせていただきます；ω；
本当に失礼極まりない！
ネタがなくなってしまったのですよー（´･ω･）にょろーん

田夏ということで、BLっす。

「田沼、今日一緒に帰れるか？」

夏目が後ろから駆け足で来て、いつもの調子で俺の肩をぽんと叩く。

「おう、もちろん。」

俺はそう返した。
夏目ははにかんで「よかった。」と言う。
俺達は肩を並べ、家路へと歩き始めた。


「そういえば、今日はバレンタインデーだな。た、田沼はチョコ、貰ったのか？」

夏目がぎこちない口調で話をふった。
俺はちょっと困った顔で

「うーん、まぁ･･･。」

と、気を使ったような口調で言った。

「そうなんだ。そりゃそうだよなぁ･･･。」

夏目は不安そうな顔をして、下を向く。
夏目の顔をふいに覗いたら、何故か涙を零していた。

「夏目、なんで泣いてるんだ･･･？」

「あれ、おれなんで泣いてるんだろ。分かんない･･･。ごめん･･･。」

コートの袖で涙を拭く。
夏目、何で泣くんだ？
俺が泣かせてしまったのか･･･？

「だって田沼が･･･おれのところからいなくなったような感じで･･･。盗られちゃったみたいな感じで･･･。
何かゴメン。喜ばしい事なのに･･･、おれ泣いちゃって･･･。」

もしかして、不安になってくれているのか？
それは･･･俺の事が好きってことなのか？

俺･･･勘違いしてても、いいのか･･･？

「夏目っ･･･。」

俺は夏目を抱きしめた。

「俺、ずっと言えないでいたけど･･･。夏目のこと、好きだからな･･･！」

抱きしめていて、夏目の顔は見れなかったが、背中に感じる冷たい雫が多くなった。
そして夏目は、そっとつぶやいた。

「ありがと･･･おれもな、田沼のことずっと好きだったんだよ･･･。告白してくれて嬉しい･･･。」

俺達はさらに強く抱きしめあった。