おっそ！とか言わないの。

かなり遅くなったけど、ホワイトデーネタを････。

ななつです＾＾
ちゅーまであるよ＾ｐ＾

「なーつめ、バレンタインのお返しはなにがいい？」

俺は少しイタズラに言う。
こんな風に言ったら、夏目はきっと怒る。
それを期待していたのかもしれない。

「べ、別に入りませんよ、そんなの！」

ぷいっと顔をそむける。
ほら、やっぱり。夏目のこの顔がみたかったんだ、俺。

「そういうわけにはいかないだろう？」

本当は夏目に秘密でホワイトデーを用意しようと思っていたのだけど
夏目の欲しいものをプレゼントしたかったので、本人に聞く事にした。
でも夏目は求めない。
こうなる事は分かっていたが････。
俺はとても悩んでいた。

「名取さん、そんなに考え込まないでください。
　おれは名取さんとこうやって喋ってるだけでいいんです。」

真剣な顔でそういってから、下を向いた。
恥ずかしいことを言ってしまったと、言ってから気付いたんだろう。

相変わらず可愛いんだから、夏目は。

本人は気付いていないんだろう。
俺が今すっごく夏目のことを愛しいと思っていることを。

「夏目、ありがと。」

俺は喫茶店のメニューで顔を隠して、夏目に深くキスをした。
これが終わったら絶対怒られる。

だから今日はいつもよりも、長く、深く。